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2006年9月20日 (水)

アジールを開こうと思った理由。

 「どうしてアジールを始めようと思ったんですか?」とよく聞かれますが、実はいつも、てきとーなことを言っています。何か新しいことを始めようとしたときに、短い時間で語れるような単一な「理由」なんてありませんから。なので、聞き手が欲しがっているような、わかりやすい物語を一つ話して、「はい、おしまい!」という感じなのです。

 あいかわらずではありますが、昨日も内田樹さんのブログを読んでいて、「ははは、実はこれなんだよね」という気分。「え、先生、そんな理由で始めたんですか?」とまた皆に言われそうですが、どーせ、スタッフはあまりこのブログを読んでいないだろうし(汗。読んでいても、現実の世界では、このことには言及しないように!)。これもまあ、いくつかある理由の一つです。

 内田さんは、合気道をされているのですが、その合宿の帰り。「このメンバーでビジネスをやったら楽しいだろうなとふと思いついた」とか。「朝会社に行ったら、この顔ぶれがいて、「おはよ~」と言い交わし合って仕事をするのである。仕事のあいだじゅうずっと笑い続けている。この絶妙のコンビネーションをもってすれば、どのようなビジネスであれ大成功することは間違いない」とのこと。

 私も実は、そんな感じなんですよね。

 内田さんが最後は「道場」に落ちたように、やっぱり、自分が取り組んできたことで仕事を始めるしかないですからね。私の場合は、当然、教育の仕事になります。教育学とその周辺の領域しか学んできていないし、子どもたちや学生さんを教える仕事が長いですからねえ。

 教育の仕事となると、ビジネスのような「大成功」というイメージはしにくいものですが。

 でも、自分が必要とされる場で、一緒にやったら楽しいだろうなあ、と思える仲間と仕事をしていけたら、それはそれでいいんじゃない、と。

 もちろん、これまでずっと教育学を勉強してきて、子どもたちや学生さんを教えてきていますから、やっていきたい教育のビジョンっていうのはありますよ。

 でも、それはずっとここ何年も抱いていたもので、最後の、この動き出すきっかけというのは、これかな、と。客観的には最高の条件が整っていたわけではなかったのかもしれませんが、今しか動くタイミングは無いと思ったのです。

 こういった直感には従うべきかな、と思って。

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